当記事ではFIGHTING ROAD(ファイティングロード)の「フラットインクラインベンチ – TRUST」をレビューしていきます。
かなり長期利用しているため、傷汚れがある点はご了承ください。また現在販売されているモデルと仕様が違う部分有る可能性がある点もご了承いただければと思います。
仕様
機能面
機能としては背もたれと着座部の角度調節のみです。
シート
シートは合皮タイプ。
程よくクッション性があり座っても痛みは一切感じず、かつ沈み込み過ぎない程度に反発がある柔らかさになっています。
フラットな状態だと背もたれと着座の中間に隙間がありますが、角度をつけると隙間が埋まります。
フレーム
フレームは全体的に赤色でプリントされており、ツルツルとした質感をしています。
フレームは太めで耐荷重量200kgと十分なスペックと持っています。※ただ耐荷重量などの数値はあまり参考にならないかもしれません。
しかし左右の動きには結構遊びがありブレ易い印象です。
長さ・幅・高さ
シート部 | 全長 | 118cm | |
---|---|---|---|
背もたれ | 長さ | 73.5cm | |
幅 | 26cm | ||
着座部 | 長さ | 37cm | |
幅 | 26cm | ||
脚部 | 長さ | 121cm | |
幅 | 57cm | ||
高さ | 45cm |
角度
角度は背もたれと着座部のそれぞれが調整できます。フレーム部分に固定用のハンドルが備わっており、引き抜いて角度を調整できるようになっています。
背もたれ | 0~60度(12度間隔、6段階) |
---|---|
着座部 | 0~45度(15度間隔、4段階) |
使用感
便利に感じる点
合皮シートが思ったよりも頑丈
合皮は長く使っていると表面が剥がれ落ちてくるものですが、かれこれ3年以上使っていますが未だに剥がれている部分がありません。
価格の割に頑丈に見える
安いベンチ台は脚が細く不安感が残りますが、このベンチはフレームが太く安心感があります。ただ安定感はありませんが。
クッションの硬さがちょうど良い
クッションの硬さが硬すぎず柔らかさすぎずちょうど良い硬さをしています。
沈み込みすぎずお尻が痛くなるほどの硬さでもなく、本当にちょうど良い硬さをしていると思います。
不便に感じる点
背もたれの角度調節幅が狭い
背もたれの角度が60度までしか上げられず、またデクラインにもすることが出来ません。
60度までしか上げられないと座ってショルダープレスを行うことが出来ず、デクラインが出来ないと脚上げでないとデクラインプレスが出来ません。
デクラインは出来なくてもそこまで困りませんが、上への角度は90度前後くらいは出来るものを選択したほうが後悔は少ないです。
安定性に欠ける
フレーム自体は頑丈ですがつなぎ目が緩く、かなりグラつきます。特に右側の傾きが強く、ベンチプレスなどで左側に重さが偏りやすいです。固定するハンドルが左側にあるのも関係していると思います。
まとめ
正直に言うとあまり良いベンチではないかなと個人的には感じています。
価格の割にはフレームがかなりしっかりしており、高重量でも安心感を持って扱うことが出来ます。安いベンチだと細い脚なのに耐荷重200kg以上とかよく見るのでほんとかよと思わされるものが多々ある中、FIGHTING ROADのベンチは堅牢性はあるように感じます。
しかし背もたれの角度が60度までしか上げられない点とデクラインに出来ない点、左右にブレ易く右に傾きやすい点など不便に感じる部分が多いように感じます。
ただ不便に感じる点があるにしても十分使えるレベルではあるので、価格と頑丈さと重視したい人であれば問題ないかと思います。個人的にはベンチ台は一生ものだと思っているので、出来れば多少高価でも機能性と安定性が保たれている物を選んだほうが後悔は少ないかと思います。(筋トレの質も良くなるので)