当記事ではFIGHTING ROAD(ファイティングロード)のWシャフト(EZバー)をレビューしていきます。
かなり長期利用しているため、汚れている部分がある点はご了承ください。また現在販売されているWシャフト(EZバー)と少し仕様が違う部分有る可能性がある点もご了承いただければと思います。
仕様
表面加工
スクリュータイプのダンベルと同じく、光沢のある銀色のツルツルとした表面加工で、しっかりとメタリック感を感じるデザインをしています。
グリップ部
Wシャフト最大の特徴として、グリップ部がW字に角度が付いていることです。これによりストレートバーよりも手首が若干内側に向くので手首の負担が軽減されます。
手で握る部分はローレット加工(細かい凹凸)がされており、グリップ性が高められています。強く握っても突起が刺さって痛いとかは無く、安全性が保たれたまましっかりとグリップ性が高められています。全体がローレット加工されているわけではなく、中央と外側は加工されていません。
留め金(カラー)
留め金はピンを回して固定タイプ。
ピンをシャフトに直接ねじ込むように固定するのでズレにくいですが、シャフトが傷つくのが少し気になります。
直径・長さ・重量
直径 | グリップ部 | 27.6mm |
---|---|---|
スリーブ | 27.6mm | |
境目 | 37.0mm | |
長さ | 全長 | 1200mm |
グリップ部 | 800mm | |
スリーブ | 190mm | |
重量(カラー込み) | 6.2kg |
プレートの付けられる枚数としては、5kgプレート(ラバー付き)で5枚ほど。
使用感
便利に感じる点
ストレートバーと比べてバーベルカールがしやすい
角度が付いている部分を握ることで自然と手首が少し内側に向くようになります。それによって手首の負担が減り、力を籠めやすくなります。ストレートバーよりも重い重量を扱いやすいです。
ストレートバーと比べてナロープレスでの手首の負担が少ない
角度が付いている部分を握ることで自然と手首が少し内側に向くようになり、手首の負担が減ります。心なしか肩の負担も減っているように感じられました。
ただデメリットとしてベンチバーベルの場合ラックから持ち上げるだけでスタートポジションに持っていくことが出来ますが、Wバーベルだとオンザニーで持ち上げる必要があるためスタートポジションに持っていくまでの手間がかかります。
ベンチバーベルと比べて短いため振り回す種目がやりやすい
バーベルカール、フレンチプレス、アップライトローなど振り回す種目はベンチバーベルだと長すぎて邪魔になったり左右で傾いてしまったりしますが、Wバーベルはちょうど良い長さで動作しやすくバランスもとりやすいです。
不便に感じる点
ベンチバーベルと比べると使える種目が限られる
ベンチバーベルの場合は基本どの部位でも何かしらの種目を扱うことが出来ますが、Wバーベルは長さが短くラックに掛けられないのとグリップ部がW字になっているため手幅や手の向きを調整しにくく扱える種目が限られてきます。
Wバーベルは両手で行う種目1つのバーベルでこなしたいという場合には不向きですが、バーベルカールやフレンチプレスで質の高いトレーニングをしたいという場合には最適な印象。
ストレートバーと比べてバーベルカールでの伸びが弱い
バーベルカールと行うのにストレートバーとWバーベルで比べてみると、腕を降ろしたときの伸び具合がストレートバーのほうが伸びている感覚が強かったです。なので効いている感覚はストレートバーのほうが個人的には強い印象でした。
ただストレートバーは手首の負担が大きく重量も扱いにくいため、一長一短といった感じです。
留め金(カラー)を付ける時、プレートを付ける時に金属音が少しうるさい
金属系は仕方ない部分かもしれませんが、留め金を回して止めるときやプレートをつけるときに金属音が結構なります。
夜筋トレするときに結構気を遣うのがややうっとおしい。
まとめ
Wバーベルは有るとかなり便利ですが、必ず必要なグッズではない物かと思います。ベンチバーベルさえあれば不便に感じる種目あるにはありますが基本両手で行う種目は出来るので、ベンチバーベルのほうが汎用性は高いです。どうしてもストレートバーでは手首が痛いとか利きが悪いと感じる場合には、Wバーベルを使ってみると改善されるかもしれないので買ってみるといいかと思います。
価格はやや高めですがローレット加工の質感も良いので、品質を求める場合は良い商品化と思います。